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◆P4連載 世界の漢S

漢、それはエターナル 4

 ←漢、それはエターナル 3 →たそがれて…漢
先天的スケ(♀)番長。名前は鳴上 悠。
性格や設定などは、月森(ゲーム)鳴上(アニメ)瀬多(コミック)を
全部足して3で割ったイメージ。(ただしゲーム未プレイです)
自分的においしい所だけつまみました。

『漢の世界シリーズ』五作目。

スケ番長「判った、ここにきて目をつぶれ。倒れた時に下がコンクリだと危ない。」
番長と陽介の殴り愛。







結局全員で悠の家に押しかけることになってしまった。
それぞれ一度着替えるために家に帰って、
俺と悠はジュネス経由で買い物してから、一時間後くらいに集合って事になった。

さすがにあの人数全員分の食材ともなるとなかなか重い。
悠も女子とは思えないくらい力持ちさんだが、ここはやはり見栄を張りたくて、
ジュース類なんかは全部俺が持った。

河原に差し掛かったところで、悠はちらりと俺を振り返った。
なんだか、すこしにやけてる・・・?と言う気がして声をかける。

「どうかしたか?」

「ふ・・・いや、あの時陽介はこんな気持ちだったんだなと思っただけだ。」

「あの時って???」

「1学期に学年首位をとった時だ、
陽介は自分の事のように嬉しいと言ってくれただろう。」

「あぁ、まぁ言ったけど。俺全然お前にはおよばねぇよ?」

「でも、すごく喜んでたじゃないか。びっくりして、嬉しそうで、誇らしげで。
なんだかそれが移ったみたいで、私も今ものすごく嬉しい。」

花が・・・

いつもこいつが気配でほほ笑む時。
俺には何となく、あいつの周りに花がぱっと咲くようなイメージが浮かぶ。

何で他の奴らはこいつがなんにも感じてねぇ様な、人形みたいな感じに言うんだろうな。

こんなにこいつ感情の彩りが豊かじゃん。
何できづかねぇんだろ、もったいねぇ。
や、でも・・・気づかなくてもいいかも。

これからもずっと、俺だけがこいつの花に気づけばいいって・・・思った。


そう、思ったら・・・なんか・・・・・・



「俺さ、お前に言っておくことがあるんだ。」

立ち止まって、呟いた。

小さな声だったかもしれないけど、悠はちゃんと立ち止まって俺を見た。

「俺…お前の事、どこか信用してなかったと思う。
ていうか…うらやましかったと思う。」

悠はきちんと俺の真正面に立って、俺の目を見つめた。

「お前は、俺と同じだと思ったんだ。
都会からこんな田舎に来て、つまんねーってふて腐れてると思った。」

だから、そういう意味で仲良くなれると思ってた。
つまんねーつまんねーって意味の無い愚痴を言い合えるような、
無価値な関係が作れると思った。それで充分だった。

王様の耳はロバの耳みたいな、口の堅そうなこいつになら、
どんだけこの町の愚痴を言っても漏れたりしないだろうなんて思った。
打算でしかなかったんだよ。本当に。

「けどお前は来て早々、ペルソナとか出して…
リーダーで、人が集まってくる…ヒーローだ。
俺は、そんなお前が好きで、自慢で…
けど同時に、うらやましかったみたいだ…」

「”みたい”って?」

「俺も気づたのほんの最近で。
こないだ、お前を特別って言った時に思ったんだ。
俺は多分、誰より、お前に認められたかったんじゃないかって…
それなのに、俺はいいわけばっかでさ。
俺はお前みたいなスーパーマンとは違う。
出来が違うからお前にかなうわけがないとか、負けて当然とか。」

情けねぇよな俺、恰好悪いよな俺、相棒失格だよな俺。
あの金色の目をした自分がいつも俺にささやく。

確かに情けねぇよ、その通りだ。
俺はずっと自分が傷つくことが怖くて、失敗するための逃げ道を作ってたんだ、
そもそも追いつくための努力から逃げてたんだ。


「だから悠、俺を殴ってくれ!」


珍しく悠が目を見開いた。びっくりしたんだな、当然だ。
でもマジなんだ、頼む!俺に踏ん切りをつけさせてくれ。

「俺ん中にある、ぐちゃぐちゃしたもん全部、吹っ飛ばしてほしいんだ。
俺は、お前と対等でいたい。肩を並べていたい。
だから…お前と対等である為に努力することを怖がんのやめる!逃げんのやめる!
頼む!!」

悠が目を見開いていたのは一瞬だけで、
小さく息をつくと、道路から土の部分まで移動して、荷物を下ろした。

「判った、ここにきて目をつぶれ。倒れた時に下がコンクリだと危ない。」

言いながらぼきぼきべきぼきっと拳を盛大にならす。
ひい!こんなところでもやっぱり漢らしいなちくしょう!!!
つか、こいつに殴られるのこれで2回目になるけど、1回目もめちゃくちゃいたかったんだよな。
女なのに、あの時平手じゃなくてグーでパンチしてきやがったし。

でも、あれで俺の目は覚めたんだ。

「おっし、本気で来いよ!!」

買い物の中には瓶入りのものもあったから、割れたりしないよう離れた所にそっと下ろした。

腹に力を入れて、歯を食いしばって目を閉じる。
すぐ近くに悠が居る気配を感じた。

悠の左手が俺の胸ぐらをつかむ、そして・・・・・







・・・・っ?!





全身に雷が走った。
ビビビビビって、すんげぇ何万ボルトだよって言う電流が走ったんだ。

まて、テレビじゃねぇのに何でこんな所でジオなんだ?!
つーか、もろに弱点突かれてんじゃねぇか!!

思わず反射的に目を開けた。
アッシュグレーの綺麗に切りそろえられた前髪の下にある両の目は閉じられていた。
まつ毛が長いな、なんていまさらながらに思った。

全身の毛穴が開いて、汗がどっと噴き出る。

なんでだ、なにがおきた?なにをされた?あいつは何をした?!!!
いや、わかるわかってる、あああ、こいつ、こいつなんてこった!!


ちゅ・・・と、わずかな音を残してあいつはあっさり離れて行った。


ぱっと、胸ぐらを離されて俺はそのままどさっと尻もちをついた。
ダウンだ。テレビの中だったら追撃のチャンスを与えちまった。

「あ、間違えた。」

なんて、ぺろっと舌を出しながらいけしゃあしゃあと言う悠に、さすがの俺も我に返る。

「お、おまっ。おまっ!!おまえ!!!えええええーーー??!!」

声なんて完ぺきにひっくり返ってた。
情けねぇけど、相も変わらず恰好悪ぃけど!
でも、んなの当然だろ!!!!!こうなるだろ普通!!!

でも、あいつは俺を覗き込むような距離でしゃがんできて、平然と言い放つ。

「しかし・・・私が一方的に殴っても、それは対等と言えるのか?」

「は?!!」

「殴り合えば対等だ。そうだろう?」

開いた口がふさがらねぇってきっとこう言うことだと思う。
でも、こいつは変わらずじっと俺を見つめてきてる。

それで、わかっちまった。
TVの時のアイコンタクトと一緒。こいつが何して欲しいのかわかっちまった。

悩むとか考えるとか、そういうのの前に体が動いた。


悠の肩を抱いて強引に引き寄せた、
さすがにバランスを崩したようだったが、もう片方の腕で体を支えてやって、


そのまま唇を重ねた。






目を閉じると、体に触れている感触が全部リアルに伝わってきた。

悠の全身がやっぱり柔らかくて、あったかくって、女の子なんだなって思って、
今までこいつをシャドウの攻撃から守った事は何度かあったけど、
こんな風に触れ合ったことってなかったんだなって、改めて思った。

完璧に頭に血が上ってて、耳とかスゲェあちぃ。
なんか、心臓が喉元までせりあがってる感じがして、どくどく言う音がすぐそばで聞こえた。

薄く目を開けると、やっぱりこいつも目を閉じて俺に身を任せてた。
くそ、本当に俺、悠にやられっぱなしじゃねぇか、って悔しくなったから、

悠の頭を掴んで(痛くはしてねぇぞもちろん)のけ反らすようにしてやった、
閉じられていた口が少し開く。

は、と悠が息継ぎをした瞬間、
それを覆うように自分の唇を合わせて、舌をねじ込んでやった。

「っんぅ・・ふ・・・」

思わずと言ったように悠が呻いた。

でも、離してやんない。
男を煽ったりしたら怖いんだって教えてやる。

舌先で悠の綺麗な歯並びを探って、怯える舌をつついて誘った。

唇で悠の下唇をはんだり、舐めたり、思いっきり舌を突っ込んでクチん中かき回したり。
しばらく角度を変えながら唇を合わせていると、観念したのかそっと舌をさしだしてくる。

ぱくりと咥えて吸った。ちゅっとか、じゅっとか、唾液をすする音がエロい。

びくっと悠の体が震えたのが分かった。


やばい可愛いって思った。





どれくらい、したか・・・二人して酸欠みたいになって、
はーはー息を乱しながら離れた。

お互い口の周りがちょっとよだれまみれんなってて、
顎のあたりをべろっと舐めてやってから、口元に持ってたハンカチを押しつけた。
まぁ、俺のポケットの中でぐしゃぐしゃになってたやつで申し訳ないけれども。
俺は手の甲でちょっとだけ拭った。

一緒に制服に着いた土を払いながら立ち上がる。

ちょっと、なんて言っていいかわからなくて沈黙が下りた。

「・・・私の先制パンチはどうだった?」

口を開いたのは悠の方が先で、まだ茶化した言い方をしていたが、
でも、なんか、もういいって気がした。
やっぱり、こいつの一撃は本当に効く。

「はっ・・・しんっじらんねぇ、重すぎんだよ、脳が揺れた。」

「ふふ、陽介の『ぐしゃぐしゃしたもの』は、吹き飛ばせただろうか。」

「あぁ、もうバッチリ!!
つか、サンキュな・・・なんつーか、その・・・いいよな、言葉なんか。」

後ろ頭をぼりぼりやりながら、何か気の利いた一言でもと思ったんだけど、
上手くいいセリフが出てこなくて、言葉で伝えるのをあきらめた。

だからその代わりに、鞄の中をあさって・・・

「これお前にやるよ。」

「絆創膏?私は怪我していないぞ。」

「良いんだよ、手ぇだせ。」

俺は悠の左手を強引に掴んで、絆創膏をひとつ、くるりと巻いてやった。


どこって・・・くすりゆびに・・・ですよ・・・・。


「・・・・は・・・」

「予約。」

ぽかんと口を開けている悠を見ていると、
じわじわと恥ずかしくなってきて、ちょっと言い方がぶっきらぼうになった。

それでもちらちら横目で見ていると、悠が・・・



悠が笑った。




気配だけじゃなくて。ちゃんと、目が唇が、頬が・・・。

あたり一面に、
神様でも降り立ったんじゃねぇかってくらい、
花が咲き乱れたような気がした。
















それから、なんか空が光ったと思ったら、
俺のペルソナが転生したりして色々あったけど。

・・・その日の空は、とても高くて澄んでいて。
改めて荷物を拾い上げ、家路につきながら、
先輩、見てっかなって、ちょっとだけ思った。

・・・俺のこと、笑ってるかなぁ。
先輩・・・俺、ちゃんと生きるから。自分ごまかさずに、だまさずに…
今日みたいな日も、前みたいにくすぶって過ごす日も、大事な一日。
先輩が生きられなかった一日だから・・・
ここで、俺、生きてくから。

もう逃げ道作らないで頑張るよ。
大事なものを守れる男になる。

悠の隣で毎日笑って過ごせるように・・・














<おまけの次の日>


昨日のカオスな勉強会を終えて次の日、
おーっすと、いつも通りに前を歩く悠に声をかけたんだが、
何だか様子がおかしい。

「・・・悠、なんかお前しょんぼりしてねぇか?」

「・・・・・・・絆創膏が・・・」

「おう。」

あ、昨日の・・・と思ってちょっと顔が赤くなるのを自覚した。
はずい・・・。

「朝、うっかりしていてそのまま顔を洗ってしまったんだ。」

「はぁ?」

「昨日の夜の風呂はちゃんとラップ巻いて入ったのに!!」

見ると、悠の左手薬指には何もない。
まぁ、当然だとは思うけど。あんなもんすぐはがれるし。
ってか、こいつ気にしてんのかよ!

「いやいや!あんなん予約ってだけで、ずっとつけてる必要なんてないんだぞ?!」

俺が思わずでかい声で言うと、わかっている!と同じ音量で叫ばれる。

でも・・・と、悠がこれまた珍しく俯きながらぼそりと呟いた。

「でも・・・せめて一日くらいは持たせたかったんだ・・・。」

拗ねているのか、ほんのちょっとだけ唇がとがっていた・・・・。




「っっ・・・! もう!ちゃんとした奴すぐに買ってやっから待ってろ!!」

「陽介、そんなことやってるから貯金が出来ないんだぞ?」

「うるせー!もう、今日ガッコ終わったらすぐ沖奈行くかんな!!!」

「!!??
 >落ち着け!!」


落ち着いていられるか!!!!!
かわいいんだよちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

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